古いデザインのタイルを撤去して玉砂利と樹脂を使用した自然石樹脂舗装を施工しました。
今回はビルの入り口まわりの床の改修工事です。
デザイン的にも古く、汚れている箇所もありました。
築20数年とお聞きしまして、そのころのタイルは滑り止めに対応しているものがなく、今回もそうでしたが斜面では滑って転んだこともあるとのことでした。
タイルの撤去から作業開始です。
古いタイルは接着も弱く撤去も案外、たやすくできるものです。
電動工具だけで斫りとることができました。
タイルを斫りとったあとの床はキズがついてあったり不陸があったりと、この状態では仕上げの材料を塗り込むことができないため、下地処理を施しました。
新しくコンクリートを打設したり、モルタル補修をおこない、しっかりとした下地が完成しました。
何でもそうですが、この下地処理が肝心です。怠ると最後の仕上がりで施工不良を起こしてしまいます。
いつもこの下地処理作業には時間をかけて、より良い方法を考えてすすめています。
下地のコンクリートが乾燥してから、後日、自然石樹脂舗装を施しました。
天然の玉砂利を使用していますので、まわりの景観とも馴染みやすい特徴があります。
ノンスリップ材を散布しています。いずれは効果がなくなってくるので、その時はメンテナンス材を使用すればよみがえります。
(Before) |
(After) |
(Before) |
(After) |
コンクリート下地で水溜まりができないように、またひび割れ対策も施しております。
今回はビルのオーナー様と作業をすすめてまいりました。
オーナー様は建築のプロでおられ工事もスムーズにすすみ、無事に作業を終えることができました。